徳之島にIターンして8年目(滋賀県出身 看護師:19年目 )

初めて徳之島に来た時の感想は「なんて豪快でおおらかな島でしょう!」と思いました。
それから青年海外協力隊にて2年間アフリカで活動しましたが徳之島の事が頭から離れず、日本に帰国してから徳之島の在宅医療でぜひ働きたいと熱望し、徳之島に戻ってくることができました。
現在は徳之島徳洲会病院の訪問看護事業所で働いています。
毎日訪問看護で島をめぐっていると、だいたいどこからでも海が望め、広い空が見えます。
季節ごとの花や植物で四季を感じられ、季節ごとの行事で島の営みが見えます。
太陽も月も当たり前のようにそこにあるのです。
とっても贅沢だと思いませんか?
徳之島の恵まれた環境と愛情深い人々に囲まれながら、私は徳之島で生かされているなと思います。
徳之島の魅力は何といっても「人」です。
人情にあふれ、結の心で繋がっている様子は在宅ではよくみられる光景です。
高齢者や障害者や子どもは家族だけでなく地域や親戚で関わるのです。
いつも誰かが気にかけて見守り、声をかけます。
特に在宅の終末期では、多くの人々が家に集まり、温かくナラティブ溢れる愛に包まれた雰囲気です。
徳之島では、住み慣れた家を愛し、家族や友人を大切にします。
しかし、自分たちが生まれ育った島で最期を迎える事は、実は簡単ではなく尊いことなのです。
島民の方々が望んだ場所で人生を完結できるように、緩和ケアの普及も行っています。
「緩和ケア」が徳之島の文化になるように、2019年4月から徳之島徳洲会病院で緩和ケアチームは発足し、チームの一員としても活動させて頂いています。
毎月1~2回緩和ケア専門医が来島され、病棟・外来・在宅の緩和ケアラウンドを行います。
癌・非癌に関わらず全疾患を対象とし、生活を整備し、辛さを緩和し、レベルの高い医療を提供します。
緩和ケアの勉強会も毎月開催しており、全国的にも有名な講師陣による質の高い内容を学ぶことができます。
徳之島の魅力を知るには、郷に入れば郷に従い、その土地の文化を理解し身をうずめてどっぷりつかってみてください。ディープな徳之島の良さがわかり愛おしく感じられた時には、もう徳之島の魅力から離れられません。
島の楽しみ方を少しだけご紹介いたします。
はだしで砂浜をぼーーーーとしながら歩くと気持ちがいいです。
綺麗な貝殻やお宝に出会います。
季節の果物や木の実で天然酵母を作って、発酵食品やパンを作って楽しみます。
地元のマダムと味噌を作って遊んだり、 春の時期には「あおさ」取りに出かけます。
夏には天然のプールで海水浴
徳之島ローカルと歌って踊って飲む。
人生のパワースポット徳之島で自然体に生きてみませんか。
救急から在宅や緩和ケアまで学べる徳之島で一緒に働きませんか。
徳之島徳洲会病院 訪問看護部 田畑幸利
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